前回、第1回目の“テーマ:トラフグ養殖”についてブログでご紹介させていただきました。
今回はエネルギーコンサルタント会社であるEECLが“トラフグ養殖事業”に興味を持ち検討を進めることになった経緯をご説明します。前述したとおり、EECLは山口県下関市でエネルギーコンサルタント会社です。会社起業当初から今日に至るまで、顧客の様々なニーズに合わせた再生可能エネルギー設備導入の計画づくりを手掛けてきた経験があります。一方で、地球温暖化の影響により海面温度上昇や赤潮の発生等海洋環境変化により、これまで通りの養殖事業が持続できず困っている養殖事業者を目の当たりにしてきました。そこで、これまでの弊社の経験を活かし、陸上養殖における水槽内の水温管理を再生可能エネルギーで行い、環境負荷を低減した養殖事業が実現できないかを考えるに至りました。
トラフグを例に出すと、冬の低温水期、夏の高温水期は餌の歩留まりが悪くなります。
しかし、飼育水槽内の水温をコントロールすることで、
・給餌率を一定に保つことができ、成長率が安定する。
・海水温等の環境に左右されず、幅広い魚種の飼育も可能。
等のメリットが得られます。
前回でも述べたように、今後の漁業は取るものではなく、人の手で魚を作っていく時代に変わりつつあり、その変化に柔軟に対応していくとこが大切になっていくのではないでしょうか。
EECL_editor 6月 21st, 2021
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