今回のブログ内容は、少し趣向を変えて私が実際にとある陸上養殖場で働いていた時に感じた、楽しかったことを書いていこうかと思います。
養殖というのは、命を扱うものですからやることは山のようにあります。
朝出社したらまず魚のチェック、水槽の酸素濃度、水温をチェックし、問題なければ餌やり、餌の食いつきをチェック、酸素ポンプはきちんと作動しているか、他にもやることはありますが、午前中はこの作業に追われます。
それらが終われば、次は餌を作ります。当時私がお世話になっていた養殖場は、冷凍のイカやアジ、サバを購入し、それらを粉砕機にかけて生エサをつくっていました。
最近はドライペレットの餌も性能があがり、軽くて栄養価の高いそちらのペレットを使用するようになりました。
それら以外にもトラフグの出荷準備のための個体サイズを合わせるための選別、フグは歯がある魚なので、お互いを傷つけないために、歯をペンチで切る歯切り作業、これらはもちろん一匹ずつ手作業で行います。
最初にも記載した通り、生き物を相手にしているので、気を抜くことはできません。
しかしこれら一つ一つが魚にとってより良くするものなので、無事にすべての魚が出荷されたときは、一従業員としてもうれしくあり、大きな安心感、やり遂げた達成感を味わえます。一尾でも多く、安心で、おいしいトラフグを出荷することを目指して日々努力することが大切な仕事でした。
EECL_editor 7月 26th, 2021
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