今後弊社事業の取り組みや検討している事業に関してご紹介しようと思います。
第1回目のテーマとして、弊社の1次産業に関する検討をご紹介したいと思います。
弊社は、再生可能エネルギーの導入に向けた総合コンサルタント業を行っております。会社創業時より弊社社長が掲げている目標が、“再生可能エネルギーを活用した1次産業の創出”です。弊社が得意とする再生可能エネルギーのノウハウと1次産業の生産技術を融合させ環境負荷の少ない1次産業を実現させることが目的です。
その中の一つに、フグの中でも事業採算性の高いトラフグの陸上養殖にむけての活動も行っています。私自身、曾祖母の時代から魚の卸売りを始め、トラフグを早くから関わりを持つことになり、自然とトラフグに魅了されていったことから、下関でもトラフグの養殖を始められたら面白いのでないかと思っていました。
しかし、地球温暖化の影響で、海水温の上昇、赤潮の大量発生など、様々な問題が直面しています。現在養殖トラフグ生産で有名な長崎などが海面で行っているトラフグ養殖はそれらの影響をもろに受けている状況で、養殖事業者もその数を年々減らしていっています。
さらに、山口県下関はトラフグで有名ですが、下関でのトラフグの養殖はほとんどされていません。
これらの問題、課題を打破するべく、下関で、海面の影響を受けづらく、弊社の強みでもあるバイオマスボイラ設備の選定、再生可能エネルギーを活用し、光熱費などのコスト削減を行える陸上養殖を作り、安定、安全なトラフグの養殖を目指していきたいと思っています。
世界的に見ても魚の漁獲量は減っていき、これからの時代は人の手で魚を作っていく時代に突入しつつあり、これらの課題を少しでも解消するべく、イークルもその技術を確立し、
新しい時代へのニーズに合った事業展開を進めるべきであると思います。
EECL_editor 5月 20th, 2021
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